純水を製造するRO/DI浄水器としてアクアリストの間で最も有名なのがクロノスレインであり、我が家でも導入する予定であったのですが、導入にあたり気になる点があったのです。
それは捨て水がかなり出るという事です。季節(気温)によってもその量は異なるとの事ですが、かなりの量が出るようであり、また多量の純水をためるのに非常に時間がかかる事も気になっていました。
クロノスレインの公式HPでは下記のようになっており3時間で85Lとなっています。
180ガロン/日という事は24時間で680Lの純水が確保できる事になります。12時間で340L、6時間で170L、3時間で85Lの生産能力があります。これらは水圧が4.2kg=60psiの場合のデータですが、水圧が低い場合は加圧ポンプを取り付けることにより、同じ能力が得られます。
また捨て水が出るので設置場所も制約が出るので、どうしようか悩んでいました。色々と検索しているとオルガノの純水器というものがある事を知りました。
このオルガノの純水器であれば捨て水が出ない上に、純水の生成のスピードが圧倒的にクロノスレインより速いのです。ほとんど水道水が出てくるのと同じぐらいのスピードで生成する事が出来ます。
気になっていたのがオルガノの純水器Gシリーズで、ケイ酸、リン酸の除去がしっかりと出来るのかどうかも気になったので問い合わせをしてみると、すぐに返事を頂け、イオン交換樹脂で吸着できるという事でした。
●オルガノG5シリーズ販売ページ
また海水魚の飼育に使用している方もいるとの事で、その場合は下記のフローをお勧めされました。
FAC-2 10ミクロン
(カルキ除去) (微粒子除去)
という事で、クロノスレインではなくオルガノの純水器を導入する事にしたのですが、なにせ値段が高かったのです。イオン交換樹脂が充填されるボンベ代金樹脂筒のみ(51000円)、イオン交換樹脂代(約9000円)、PF-Ⅲハウジング2個(25600円)、フィルターFAC2とPFカートリッジ(約10000円)、電気伝導率計(約3~5万円)の合計約15万円となるのです。
*イオン交換樹脂は約950Lで交換。
FAC2は、イオン交換樹脂の後に設置して不純物のろ過が目的となります。
PFカートリッジは、イオン交換樹脂の前に設置しカルキの除去を目的とします。
という事で、フルセットで揃えるとだいぶ高価なので、なんとかならないか検討していると、ちょうど知り合いがG-5Cボンベを偶然にも持っており、ほとんど使用しないという事で譲ってもらいました。あとは自分でハウジング等を購入してそろえる事が出来ました。
オルガノは初期費用が高価ではありますが、捨て水がないという事、また水がたまるまでの時間が短いという利点があるので、クロノスレインでそれが気になる方はオルガノという選択肢もありかと思います。
このオルガノの純水器の設置場所は、洗面所の洗面台の下部に設置するようにして使用する時だけホースを伸ばして使用するようにしたのですが、次回はそれを記事にしたいと思います。
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